Excel/PDF取り込み

長期修繕計画のファイルをアップロードすると、シミュレーション内容(パラメーター・修繕項目)をプロジェクトとして復元できます。SOLCUBE Cloud で出力した Excel に加え、コンサルタント・管理会社が作成した Excel や、テキストが埋め込まれた PDF(Excel などから出力した PDF)も AI で取り込み可能です。

Excel/PDF 取り込み機能は Standard 以上のプランでご利用いただけます。


取り込み方式

取り込み元方式特徴
SOLCUBE Cloud で出力した Excelメタ情報の自動復元100% 完全復元、AI 不要、回数制限なし
取り込み用の書式(Excel)に記入したファイル書式どおりに読み取りAI を使わない、AI の取り込みの回数に数えない。書式と合わない所があれば取り込まずにお知らせ
コンサルタント・管理会社作成の ExcelAI 解析フォーマット非依存、プラン別の月間回数制限あり
テキストが埋め込まれた PDF(Excel などから出力した PDF)AI 解析横長の資金計画表にも対応、プラン別の月間回数制限あり。スキャン/画像の PDF は非対応

アップロード後、SOLCUBE 形式かどうかを自動判定し、適切なフローへ進みます。


こんなときに便利です

  • 別の端末や別のアカウントへ計画を引き継ぎたい
  • バックアップとして手元に保存していた Excel を再びクラウドに戻したい
  • コンサルタント様から受け取った長期修繕計画書を SOLCUBE で開いて複数シナリオを試算したい
  • 過去バージョンの計画を復元して、現行計画との比較資料として利用したい

利用方法

1

取り込み画面にアクセス

ログイン後、ヘッダー右上の「・・・」メニューから「Excel/PDF取り込み」を選択します。

複数の物件をお使いの場合は、画面上部に「取り込み先の物件」が表示されます。取り込んだ内容はこの物件に保存されます。別の物件に取り込みたい場合は「変更」から切り替えてください。切り替えは、このタブだけに効きます。ファイルを読み込んだ後や、AI の抽出結果を確認している途中でも、入力した内容はそのまま切り替えられます。このタブのシミュレーターに保存していない入力がある時は、切り替える前に、その入力が消えることの確認が出ます。

2

ファイルをアップロード

Excel ファイル(.xlsx / .xls)またはテキストが埋め込まれた PDF(.pdf)を、最大 4MB までドラッグ&ドロップ、またはファイル選択で読み込みます。

3

ファイル種別を自動判定

「ファイルを読み込む」をクリックすると、ファイル種別を自動判定します。

  • SOLCUBE 出力 Excel の場合: プレビューが表示されます(手順 4 へ)
  • 取り込み用の書式のファイルの場合: AI を使わずに読み取り、確認の画面が表示されます(手順 4 へ。下の「取り込み用の書式(AI を使わない取り込み)」もご覧ください)
  • 外部作成 Excel・PDF の場合: AI 解析の確認画面が表示されます(手順 5 へ)
4

(SOLCUBE 出力の場合)プロジェクトとして保存

プレビュー内容を確認し、プロジェクト名を入力して「プロジェクトとして保存して開く」をクリックします(複数の物件をお使いの場合は「「物件名」に取り込む」と表示されます)。シミュレーターに自動遷移し、グラフが描画されます。

5

(外部作成 Excel・PDF の場合)AI 解析を実行

「AI解析する」をクリックします。10〜30 秒程度で抽出が完了します。

6

(外部作成 Excel・PDF の場合)抽出結果を確認・編集

AI が抽出した修繕項目と建物情報がテーブル形式で表示されます。必ず内容を確認し、必要に応じて編集してください(行の追加・削除、項目名・年・金額の修正が可能)。

ファイルから読み取れなかった建物情報(物件名・戸数・竣工年など)には、取り込み先の物件の設定値が入ります(「物件設定の値」と表示)。物件設定にも登録がない項目は見本値のため、実際の値を入力してください。ファイルの物件名が取り込み先の物件と異なる場合は注意が表示されます。

戸数・延床面積・竣工年が、計画書と物件設定とで異なる場合は、その項目の下に「計画書」と「物件設定」の値が並んで表示されます。使う値を選んでください(最初は物件設定の値が選ばれています)。計画書の値を選ぶと、保存時に物件設定も更新されます。メンバーロールのアカウントでは選択は表示されず、物件設定の値が使われます。

7

(外部作成 Excel・PDF の場合)プロジェクトとして保存

プロジェクト名を入力し、「プロジェクトとして保存して開く」をクリックします(複数の物件をお使いの場合は「「物件名」に取り込む」と表示されます)。


取り込み用の書式(AI を使わない取り込み)

取り込み画面の「取り込み用の書式(Excel)をダウンロード」から、ひな形をダウンロードできます。シート「基本情報」と「修繕項目」に記入して読み込むと、AI を使わずに、お使いのブラウザの中で読み取ります。ファイルを AI に送らず、AI の取り込みの回数にも数えません。

「記入済みの見本(架空の物件)をダウンロード」からは、架空の物件を記入した見本をダウンロードできます。書き方の参考にでき、そのまま読み込んで取り込みの流れを試せます。

  • 基本情報: 物件名・計画開始年・計画期間・竣工年・建物階数・戸数・総専有面積・現在の修繕積立金残高・修繕積立金の単価・毎年の経常修繕費・工事費上昇率・消費税率(以上は必須)と、前回の大規模修繕の実施年・管理費会計より繰入・駐車場収入・修繕積立金の改定(3回まで)・修繕工事費の合計(検算用)を書きます
  • 修繕項目: 1行に1つの工事・1つの年で、工事名・実施年(西暦)・金額(円・税抜)を書きます。区分と備考は任意です。同じ工事を複数の年に行う時は、年ごとに1行ずつ書きます
  • 金額は円で書きます(千円・万円単位にしません)。修繕項目の金額には消費税を含めず、シミュレーションで基本情報の消費税率を上乗せします
  • 「修繕工事費の合計(検算用)」に元の計画の合計を書くと、読み取った金額の合計と1円まで一致するかを確かめます
  • 書式と合わない所(必須の空欄・計画期間の外の年・日付の書式の年・隠した行など)が1つでもあると、1行も取り込まずに、合わない所を行の番号でお知らせします。この時も AI には送りません
  • 確認の画面では、読み取った値・修繕工事費の合計・修繕項目の一覧を確かめてから保存します
  • 借入金・一時金は、この書式では取り込みません。取り込んだ後に、シミュレーション画面で入れてください
  • 1つのファイルに1つの物件の計画を書きます

書き方の詳細は、ひな形のシート「説明」と「記入例」をご覧ください。


AI 解析の仕組みと注意事項

取り込んだ収入・修繕費は AI による概算です

  • 借入金・一時金は取り込まれません
  • 専用使用料などの繰入収入や、修繕費の諸経費が反映されない場合があります
  • 必ず元の長期修繕計画書と照合し、不足する項目は手動で追加してください

PDF・外部作成 Excel の取り込みには、Anthropic 社の AI を使用しています。AI 診断機能と同じ AI 基盤です。

必ずご確認ください

  • アップロードした Excel / PDF データは AI 解析のため Anthropic 社のサーバー(米国)に送信されます
  • AI 抽出のため精度100%は保証されません。保存前に必ず抽出結果をご確認ください
  • ファイル本体は SOLCUBE 側で永続化しません。利用ログ(ファイル名・サイズ・トークン数・成功/失敗)のみ記録されます

AI 抽出の信頼度

AI が抽出結果に対する自己評価(信頼度)を 0〜100% で返します。画面上部に表示されますので、確認の参考にしてください。

信頼度目安
70%以上(緑色)構造が明瞭で、概ね正確に抽出できた可能性が高い
50〜69%(橙色)一部に推測や曖昧な部分あり。ユーザー確認を推奨
50%未満(赤色)構造判別が困難。手動修正が必要な可能性が高い

AI 解析が苦手なケース

以下のような Excel / PDF は精度が低下する可能性があります:

  • 結合セルが多用されているレイアウト
  • 複数シートに項目が分散している
  • 画像として埋め込まれた表
  • 項目名が略称や記号のみで構成されている

精度が低い場合は、抽出結果を編集テーブルで修正してから保存するか、SOLCUBE 内で手動入力する形をおすすめします。


建物詳細情報の反映

SOLCUBE Cloud で出力した Excel を取り込む際、ファイル内に含まれる建物詳細情報(建物名・総戸数・竣工年・関係者情報など)を、現在ご利用中の物件設定(チーム設定)にあわせて反映できます。

1

「物件設定にも反映する」チェック

取り込み確認画面に「☑ 物件設定にも反映する」のチェックボックスが表示されます(デフォルト ON)。チェックを外すと、修繕項目のみが取り込まれ、物件設定は変更されません。

2

空欄項目は自動で補完

物件設定で未入力の項目は、Excel 側の値が自動で反映されます。確認画面は表示されません。

3

既存値がある項目は確認モーダルで選択

物件設定にすでに値がある項目(衝突項目)は、確認モーダルが開きます。項目ごとに「取り込んだ値を採用」または「現在の値を維持」をお選びください。デフォルトは「現在の値を維持」です。外部作成 Excel・PDF の取り込みで、抽出結果の確認画面で「計画書」「物件設定」を選んだ項目(戸数・延床面積・竣工年)は、確認モーダルでは聞かれません。

本機能はオーナー / 管理者ロールのみご利用いただけます。メンバーロールのアカウントではチェックボックスが無効化されます。


対応しているファイル

ファイルの種類対応状況取り込み方式
SOLCUBE Cloud から出力した Excel(2026年5月10日以降に出力)対応メタ情報の自動復元
2026年5月10日より前に SOLCUBE Cloud から出力した Excel対応AI 解析
コンサルタント・管理会社作成の Excel対応AI 解析
テキストが埋め込まれた PDF(Excel などから出力した PDF)対応AI 解析
スキャン/画像として保存された PDF非対応—

エラー表示について

エラー原因対応
メタ情報が破損しているため復元できませんSOLCUBE 出力 Excel のメタ情報が手動編集等で破損再度 Excel を出力し直してください
現在のバージョンでは取り込みできません旧バージョンで出力した非対応形式アプリの最新版で再出力してください
Excel ファイルとして読み込めません.xlsx / .xls 以外の形式、または破損ファイルファイル形式・サイズをご確認ください
現在テキスト抽出可能なPDFのみ対応しています。スキャン/画像PDFは未対応ですスキャン・画像として保存された PDF(テキストが埋め込まれていない)Excel などから出力したテキスト付き PDF をご利用ください
ファイルが大きすぎますAI 解析の入力上限超過不要なシートを削除するか、シートを分割してお試しください
修繕項目を抽出できませんでしたExcel に修繕項目らしい構造が見つからないExcel の構造をご確認ください
AI解析に失敗しましたAnthropic API の一時的なエラー時間をおいて再度お試しください
今月の取り込み上限に達しましたご契約の月間 AI 取り込み回数を使い切った来月1日のリセットを待つか、上位プランへアップグレード(メンバーの方は、ご契約者にご相談ください)

プラン別の利用可否

Personal(無料)StandardBusiness LiteBusiness PlusEnterprise
SOLCUBE 出力 Excel の取り込み—対応対応対応対応
AI 解析(外部作成 Excel / PDF)—月10回月30回月50回無制限

AI 解析の回数は、ご契約ごとの月の合計です。オーナーとメンバーが、同じご契約の回数を使います。回数は日本時間の毎月1日に戻ります。

Personal プランの場合、/import 画面ではアップグレード案内のみが表示されます。


関連機能